こんにちは。
先日、東北南部も梅雨入りが発表されました🌂ぐっと夏の足音が近づいてまいりましたね。
さて、6/10-6/11は、初夏の旬ツアー「ふるさと会津工人まつりと南会津1泊2日」で福島県へ行ってまいりました!
“ふるさと会津工人まつり”とは、福島県三島町で毎年2日間にわたって開催されるイベントで、全国各地から約150店舗以上もの工人(ものづくりを行う人)たちが集まり、編み細工や木工品、陶芸、金属加工品、ガラス細工などの手づくり工芸品の販売が行われます。新型コロナウイルス感染拡大により、ここ数年は開催中止となっていましたが、今年4年ぶりの開催となりました😊三島町の中心部・宮下地区では、同時開催となる三島てわっさの里まつりも開催されました!
年に一度(2日間)の大人気イベントへ、ウキウキしながらツアー出発いたしました🚌💨
登米市役所前を7:30に出発し、栗原文化会館前を経由しながら、東北道に乗り、福島県・大内宿を目指して走り出しました。
天気予報では、大内宿周辺の降水確率は90%でした☔😢祈るような気持ちで、お客様と一緒にてるてる坊主を作り、お天気の神様に見えるよう、バスの窓に貼り付けました!
大内宿に到着した頃、みんなの願いを乗せたてるてる坊主は・・・
無事に空まで届いたようで、晴天をもたらしてくれました🌞太陽が顔を出し、日傘をさしている方もいらっしゃるほどでした。
江戸時代、福島県会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えた大内宿は、現在も街道沿いに茅葺屋根の民家が建ち並び、昭和56年には国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。この景観を守り、未来に残していくため、地元住民の方々により大切に保存されています。
大内宿には昔ながらの土の道が復元されているため電柱がありません😲街道の両側には水路も整備され、その水を活用して、ビン入りのラムネが冷やされていることもあり、とても風情ある光景を楽しむことができます😊
昼食は、大内宿の中にある三澤屋さんで、名物・高遠そばをいただきました!
蕎麦の上に長ネギがそのまま1本乗った、見た目にもインパクト大の高遠そばは、なんと長ネギを箸代わりにして、かじりながら食べます!(お箸も付いているので、お箸で普通に食べることもできます)
メディアなどでも取り上げられる大人気店で、この日もお店は大盛況でした!私たちは事前予約のためスムーズにご案内いただくことができましたが、入口には一般のお客様の並ぶ列ができていました。
席について、そばを待っている間、味付きこんにゃくや漬物のサービスがありました😋お待ちかねの高遠そばは、十割蕎麦が使用され、少し硬めの歯ごたえがありました。薬味との相性も良く、どんどん箸(ネギ)が進む、さっぱりとした美味しさでした。
食後は、あんこ又はきな粉味の栃餅(とちもち)が付きました。栃餅とは、アク抜きした栃の実をもち米とともに蒸してからついたお餅のこと。デザート代わりに美味しくいただきました🍴
大内宿を後にし、まちの駅南会津ふるさと物産館を訪れました。
南会津ふるさと物産館は、南会津町の地元の生産者による朝採れ野菜や果物、地酒、お花、パンやお総菜などを販売する直売所と、観光情報を発信するアンテナショップの役割も果たす施設です。木造の温かみを感じる建物で、色とりどりの野菜や果物がずらっと並んでいました。春~初夏の時期は、地元ブランドの会津田島アスパラが有名なんだそうです。
ジャージー牛の牛乳を使用したソフトクリームが大人気で、さっそく召し上がっているお客様もいらっしゃいました🍦
物産館の近くにある会津田島祇園会館は、800余年の歴史を誇る会津田島祇園まつりの展示館です。毎年7/22~24にかけて行われる会津田島祇園祭は、田出宇賀神社と熊野神社の祭典で、七行器行列(ななほかいぎょうれつ/別名:花嫁行列)や、屋台の上で上演される子供歌舞伎、子供たちを乗せた大屋台運行などが行われます。
今回はスタッフの方に解説をいただきながら見学しました。
田島祇園祭はお党屋制度とよばれる制度によって運営され、その年の当番となった組合員の自宅の座敷で神事が行われます。現在、9組のお党屋組が存在し、当番は9年に1度回ってきますが、かつては20組以上存在したため、当番が回ってくる機会が今よりも貴重で、大変名誉なことだったそうです。日光東照宮とも縁の深いこの地は、日光東照宮で行事がある際はお手伝いに行くなど交流が盛んで、東照宮の恩恵を受け繫栄した地区でもあるんだそうです。
祭りの見どころの1つである七行器行列には、毎年約40人ほどの花嫁さんが参加されますが、花嫁姿なのは女性の正装だからであり、未婚の方も参加されるそうです。(未婚の方は振袖を着用されるそうです😊)解説を聞きながら、豪華で華やかな行列が目に浮かぶようでした✨
スタッフさんのお話は大変興味深く、知らなかったことばかりで、とても勉強になりました。
次に訪れたのは、道の駅からむし織の里しょうわ構内にあるからむし工芸博物館です。
こちらの施設では、植物繊維“からむし”や麻の栽培に関する資料や栽培道具、織物などが展示されており、外には世界各地のからむしを集めて栽培している“世界の苧麻園(ちょまえん)”があり、実際に植物を観察することができます。
学芸員さんに丁寧にご説明をいただきながら見学しました。
苧麻(ちょま)とも呼ばれるからむしは、イラクサ科の多年草で、上布の原料として栽培されています。麻よりも高級品であるからむし繊維の生産工程は実に1年がかり😲5~7月にかけて、畑の草取り、からむし焼き(野焼き)、施肥(有機肥料のみ使用)、苗の植え替えから刈り取りまでが行われ、刈り取ったからむしは、8月頃にかけて、茎の中から繊維の取り出しが行われます。(この工程は“からむし引き”と呼ばれています。)取り出した繊維を糸にする工程は年中行われるそうです。12~3月の冬季期間に機織りがされ、1年をかけた作業のサイクルはいったん終了となります。織った布は、冬の天気の良い日に雪の上にさらすそうです❄丁寧に手間をかけて完成したからむし織は、しなやかでハリがあり、使っていくうちにだんだんと柔らかくなっていくのが特徴なんだそうです😊糸は北陸地方へも出荷され、重要無形文化財である越後上布・小千谷縮布の原料にも使われています。
学芸員さんのお話を聞いて、普段私たちの身近に当たり前のようにあるものにも、一つ一つ作り手が制作にかけた時間や手間、思いが込められているんだなぁと改めて実感しました。
1日目の観光を終え、宿泊先へ。今回の宿泊は、玉梨温泉・恵比寿屋さんにお世話になりました!
恵比寿屋さんのお風呂は、玉梨温泉と八町温泉の2つの源泉を引き、二酸化炭素ガスを豊富に含む炭酸の温泉!アットホームな雰囲気のお宿で、今回は貸切で宿泊させていただきました。
夕食は、ほぼすべてが手づくりで、山の幸・きのこや山菜などがふんだんに使われていました🍄山椒やエンレイソウの天ぷら、こんにゃく・お豆腐・湯葉のお刺身など、とても凝ったお料理で、お客様も大変喜ばれていました。
お風呂は、大浴場・露天風呂の他、貸切風呂「月と太陽」があります。その名の通り、月や星などの装飾が可愛らしく、壁や天井は木の温かみを感じられます。お湯は鉄分を豊富に含むため茶褐色に濁り、ほんのり銅のような鉄分の匂いがします。源泉かけ流しの熱めのお湯で、じっくり体が温まりました♨
↓露天風呂
↓貸切風呂「月と太陽」
↓客室にはかわいらしいブランコ型のチェアがありました💺
翌日の朝食も手づくり料理の和食膳でした。嬉しいことにお粥とご飯の両方ご用意されていました😋どれも体に染み渡るような優しいお味で、朝からモリモリいただきました。
恵比寿屋のすぐ隣には八町温泉共同浴場があります。300円以上の協力金を支払えばどなたでも入浴することができますが、今回は残念ながら入浴する時間がなかったので、ちょっとお邪魔して中を覗かせていただきました。
入口を入っていくと、男女別に脱衣所がありますが、大浴場は1つにつながっており、混浴となっています!お湯は玉梨温泉と八町温泉の混泉で、炭酸分がとても多く含まれているそうです😊.。o○
2日目はいよいよ今回のツアーの目玉・会津工人まつり&三島てわっさの里まつりへ!
当初は9:00にお宿を出発する予定でしたが、大人気イベントの為、すぐに売り切れるものも多いとの情報がありましたので、急遽予定を早めて8:30に出発することとなりました。
この日は朝から小雨が降っていました☔少しがっかりしながらも、イベント会場へ向かう途中、なんと車窓から只見川の川霧が見えました!この辺りは霧幻峡(むげんきょう)とも呼ばれ、水温と気温の差が大きい朝や夕方、雨上がりなどに条件がそろうと川霧が発生します。雨のおかげで川霧を見ることができたので、むしろ幸運でした🍀只見川に架かる赤い橋やJR只見線の線路などが霧に溶け込むように見え(残念ながら電車が通る時間ではありませんでしたが)、とても幻想的な美しさでした。“霧幻峡の渡し”と呼ばれる渡し舟も運航されているので、お客様からは「いつか乗ってみたいね。」というお声も聞こえました。
会場に着くと、まだ雨が降り続いていましたが、幸い祭りの開催には影響はありませんでした😌ホッ
今年は、ふるさと会津工人まつりと三島てわっさの里まつりあわせて約170店舗が出店されたそうで、飲食ブースもありました。
山ぶどうのツルで編まれたバッグや木工品、焼き物、アクセサリーなどがずらーっと並び、どれも手が込んだ繊細な作品に目移りしました👀
ふと目にとまったマタタビ細工の米とぎざるは、奥会津の昔ながらの名産品で、大小様々なサイズが販売されていました。大切に使うと20~30年使うことができ、だんだんと黄金色へと変わっていく色合いの変化を楽しむことができるそうです。
じっくりと時間をかけて各お店を見て回りましたが、どの作品にも作り手さんの思いがにじみ出ているようで、またお客様との会話を楽しむ作り手さんの顔からも、作品への深い愛情を感じました😊お客様もお気に入りの作品を見つけられたようで、籠や帽子などを購入されていました。
三島てわっさの里まつり会場へはシャトルバスが運行されています。こちらでは手づくり品販売のほか、地元住民の方の絵画や書などの作品展示もされていました!約2時間かけて、どちらのイベントも満喫してまいりました♪
朝の出発時間を早めたため、お昼の時間には少し早いので、一部行程を変更して先に福満虚空蔵菩薩圓蔵寺を訪れました。
圓蔵寺は、会津地方の工芸品で知られる赤べこ伝説発祥の地です🐄“べこ”とは東北地方の方言で牛のこと。今から約400年前、大地震で被災した虚空蔵堂再建のため、どこからともなく現れた赤毛の牛の群れが大材運搬を手伝い、完成を待たずに姿を消したという伝説が残っています。以来、福を呼ぶ“赤べこ“として人々に愛されてきました。柳津町内には、圓蔵寺や道の駅など各所に赤べこの親子の像が建てられています。圓蔵寺には、お母さん赤べこの満子(みつこ)ちゃんがいました😊とても愛らしいお顔でお出迎えしてくれていて、写真を撮っている方も多くいらっしゃいました。
圓蔵寺は高台に位置しているため、只見川を見下ろせる眺めがとてもきれいでした。
境内には撫で牛の像があり、撫でると幸せを運んでくると言われています(#^^#)しっかり願いを込めて、撫でてまいりました。
昼食は、圓蔵寺から約10分ほど移動して、道の駅会津柳津・観光物産館清柳苑で、会津名物ソースカツ丼をいただきました🍴
ソースカツ丼と言えば、ご飯の上にキャベツが敷かれ、その上にソースを絡めたカツが乗っているイメージでしたが、こちらのソースカツ丼は、キャベツとカツの間に玉子も乗っていました🥚卵を使用した一般的なカツ丼とソースカツ丼のまさに良いとこどりで、ボリュームがあって美味しくいただきました。セットのそばはコシがあって歯ごたえが良く、ウドなどの山の幸の小鉢も付いていました♪
お腹いっぱいになった後は、道の駅の物産コーナーで買い物をして帰路につきました。
↓こちらでは娘赤べこのあいちゃんがお出迎えしてくれます🐄
今回のツアーも全国旅行支援対象で、地域クーポン券がお1人様につき1,000円付いていましたが、今回の立ち寄り施設ではクーポン券の取扱いがありませんでしたので、急遽、世界のガラス館猪苗代店に立ち寄ることにしました。世界のガラス館では、グラスなどの世界各地のガラス製品やアクセサリー、小物などが販売されています。こちらでクーポン券を使ってお得にお土産を買うことができました🍷
登米市に到着したのはほぼ予定通りの18:00頃でした。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
さて、次回は、6/15(木)「まーす北上観劇と日帰り入浴」、6/24(土)「東沢バラ公園のバラまつりとさくらんぼ狩り🍒」に行ってまいります!
9月以降の秋冬のツアーも現在企画中ですので、今後どんどんホームページにて公開していく予定です。ぜひチェックしてくださいませ!
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